松浦寿夫|シークエンスについて 1・2

July 27, 2009|講義

講座「THEORY ROUNDTABLE」の一環として、松浦寿夫氏(画家、西欧近代美術史)による講義が、6月11日、7月9日の2回にわたって行なわれました。

時間の軸に沿って展開する芸術のひとつの様態として、あるいはその分析の場面で使われる「シークエンス」を鍵に、建築や都市計画の領域においては、ケビン・リンチの『都市のイメージ』が、フィリップ・シールが再定義した「ノーテーション」という概念においては、アポリネールの『異端教祖株式会社』が取り上げられました。さらに、要素と要素の連鎖関係において、エイゼンシュテインのモンタージュ理論、継起性と同時性というふたつのモードのコントラストにおいては、ロラン・バルト『第三の意味』やレッシングの『ラオコーン』、速度の表象においては、四方田犬彦の『漫画原論』について論じられました。また、これらの問題に直面する作品のひとつの例として、デイヴィッド・ホックニーの『ジョイナー・フォトグラフィー』が検証されました。

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