林道郎|速度と死――クルマの経験について

November 15, 2010|講義

講座「Theory Round Table」の一環として、 美術史・美術批評家の林道郎氏による講義が、10月28日、11月4日の2回にわたって行なわれました。

反復的な構造のなかから自己言及的に立ち上がってくる「現在」という経験と、もっとも「現在的」でありながら、しかし断片化された残像としてしか捉えることができない、カー・クラッシュ(カタストロフ)の経験。トニー・スミス的なミニマリズムと、アンディ・ウォーホル的なポップ・アートとの対称が媒介項なしに接する、「車」と「ハイウェイ」における経験を軸に、ジム・ダインのハプニングやJ・G・バラードの『クラッシュ』、ジャン=リュック・ゴダールの『ウィークエンド』などを取り上げ、芸術をめぐる主体のあり方や、時間論的な地平などが検証されました。

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